XでDRIを有効に

K藤くんから勧められて,XでDRI(Direct Rendering Infrastructure)を有効にした.
これで描画速度が早くなる.


環境は


手順は以下.
1.カーネルのDRIモジュールを有効に
 # cd /usr/src/linux && make menuconfig
 カーネルのフラグを(よくわからなかったけど)以下のように設定.
 必要なのは,i915 driverみたい.
 Device Driver --->
  Character devices --->
   < M >Direct Rendering Manager
    < M >Intel I810
    < M >Intel 830M, 845G, 852GM, 855GM, 865G
     < M >i830 driver
     < M >i915 driver


2.モジュールの再コンパイルとインストール
 # make modules
 # make modules_install


3.モジュールの再読み込み
 # modules-update


4.Xの設定
 /etc/X11/xorg.confに以下を記述.
 --------ここから----------
 Section "Module"
  ・・・
  Load "dri"
  ・・・
 EndSection


 Section "DRI"
  Group 0
  Mode 0666
 EndSection
 --------ここまで----------

Xを再起動して,glxinfoコマンドを実行し,
「direct rendering: Yes」
となっていれば,DRIが有効になっています.


DRIの有効性を確かめるために, glxgearsコマンドを実行.

DRIを有効にする前は,1000frames程度が限界で,マウスなどの動作速度も遅くなっていました.
DRIを有効にした途端,4000framesオーバーで,マウスなどの動作にもまったく影響なし.
すごいわぁ!


#追記
PC起動後,xdmをrestartしなければDRIが有効にならない問題が発覚.
原因不明... アクセス権かなぁ...