XでDRIを有効に
K藤くんから勧められて,XでDRI(Direct Rendering Infrastructure)を有効にした.
これで描画速度が早くなる.
環境は
- 機種: Let's Note (CF-W2)
- OS: Gentoo Linux (kernel-2.6.14-gentoo-r4)
- Xサーバ: xorg-x11-6.8.2-r6
手順は以下.
1.カーネルのDRIモジュールを有効に
# cd /usr/src/linux && make menuconfig
カーネルのフラグを(よくわからなかったけど)以下のように設定.
必要なのは,i915 driverみたい.
Device Driver --->
Character devices --->
< M >Direct Rendering Manager
< M >Intel I810
< M >Intel 830M, 845G, 852GM, 855GM, 865G
< M >i830 driver
< M >i915 driver
2.モジュールの再コンパイルとインストール
# make modules
# make modules_install
3.モジュールの再読み込み
# modules-update
4.Xの設定
/etc/X11/xorg.confに以下を記述.
--------ここから----------
Section "Module"
・・・
Load "dri"
・・・
EndSection
Section "DRI"
Group 0
Mode 0666
EndSection
--------ここまで----------
Xを再起動して,glxinfoコマンドを実行し,
「direct rendering: Yes」
となっていれば,DRIが有効になっています.
DRIの有効性を確かめるために, glxgearsコマンドを実行.
DRIを有効にする前は,1000frames程度が限界で,マウスなどの動作速度も遅くなっていました.
DRIを有効にした途端,4000framesオーバーで,マウスなどの動作にもまったく影響なし.
すごいわぁ!
#追記
PC起動後,xdmをrestartしなければDRIが有効にならない問題が発覚.
原因不明... アクセス権かなぁ...